スターください

ここはインターネットの場末どすえ(激寒)

ミリPだけど夢見りあむに投票する人の気持ち結構わかるんだよな

 激長独り言です。

 自分の中で言語化して整理するために書くつもりなので、まあ普段のアクセス数からして読まれること自体あまりないと思いますが反論とかうるせぇ!とか誤りとか共感でもいいんであったら指摘してくださると喜びます(コメントまだ貰ったことないので)

 

 

1.ぶっちゃけ「アイマスPごっこ」寒いと思ってるP多い説


 

 寒いとまでいうと攻撃的かもしれませんが……

 プロデューサーごっこっていうのは、象徴的には名刺交換文化です。ゲーム中のP設定をリアルに持ち込んでロールプレイして楽しむアレです。

 ぶっちゃけ私もそうなんですけど、どうしても名刺交換文化に馴染めてない人って結構いるのでは?

 

 ゲームやる

 課金もする

 ライブも行く

 フラスタも出す

 声優ラジオも聞く

 絵や漫画、SSなんかの二次創作もする

 オフ会なんかもしちゃう

 ---------------------越えられない心理的障壁-------------------------

 Pごっこ

 

 

  ↑こんなイメージ

 

 自分たちはアイマスのキャラを愛しているし、ゲーム中なら存分にPになりきるんだけど、それを現実に持ち込んで「○○担当Pです!」って名乗るのにだけはなんか抵抗あるやつ。

 理由はよくわかりません。

  よくわからんけどこういう気分は割と共感してもらえる部分があるのではないかなと感じるんですよ(論理的根拠なし)

 

 身の回りにもいませんか?

 割とアイマスにアンテナは張ってて、ゲームもやっててライブにも来る。

 だけど彼は名刺を作ったことがない……って人。

 

 五年選手くらいのPでもそういう人は割といる印象です。

 アイマスに浸かってきた長さに関わらず、馴染めない人はずっと馴染めていない

 

 これをしないとP仲間じゃないと言われている気がする……とまでは感じませんが、

 ライブやイベントで名刺を貰うたびに、「すみません、名刺作ってないんですよ」って言うたびに、一抹の疎外感は覚え続けて来ました。

 

 「じゃあ作れよ」って言われそうで、事実じゃあ作ればいいだけの話なんですけど、

 実際にラベル屋さんとか立ち上げてデザインは試してみたりするんですけど、

 なんかやっぱリアルでPごっこするのって違うんですよね。

 

 馴染めないもんはしょうがない。

 だって肌に合わないんだもん。

 

 

2.なんか古参ウゼェなぁ~って気分、水面下で滞留してた説


 

 ミリもそうなんですけど、デレステ/ミリシタ等のリズムゲーがきっかけでアイマスにやってきましたって人結構いらっしゃいますよね。

 ぶっちゃけ古参の人たまにウザくないですか?(直球)

 

 特にライブの時ですね。

○○(過去のライブ)の時の○○は○○だったのに、今日は○○が○○だったから泣いた!!!!!!!!!!!!

 みたいな感想が流れてくるたびに

 「古参アピかよウッゼェェェェェエェェ~~~~~~~

  みたいな気持ち、感じませんか?

 

  まあたぶん、自分の好きなものを自分より長く好きな他人とか、自分より明らかに熱量を持って好いてる他人を見た時によくある感情ではあるんですよね、これ。

 要するに割と普遍的なものなわけです。

 

 そして今回のような総選挙の時も同様です。

 担当の子がこれまで如何に辛酸を舐めさせられて来たか熱く語るP……

 

 ウザくない?ウザいよね?俺はウザいと思う

 

 別におめぇらがエモくなってもいいしエモさを発信してバズってもいいんだけど、僕ら新参は共有できなくて寂しいよ~(ばぶ)

 古参P同士で盛り上がるエモの輪……そこに僕らの席は……ない

 

 まあウザいとまでいう人は少なくても、先ほどの名刺の話と同じく疎外感を覚えてる人は結構いるんじゃないかなと。

 だって寂しいんだもん。

 

 

3.総選挙もぶっちゃけ寒くない?


 

 なんか、楽しいはずのアイマス楽しくなくない?

 リアルで他のPと一緒にいてもあんまり馴染めないし、既存キャラだと古参さんと同じようには楽しめないし……

 

 「あぁ~どっかに担当名乗らなくてもすこって言えて、それでいて古参のいない新規キャラいないかなぁ~~~~」

 

 https://pbs.twimg.com/media/Dyx_2AMVYAAegMa.jpg

 夢見りあむ「おいオタク、ぼくをすこれよ~~~~~~~!!!!」

 

 ぼく「すこる~~~~😍😍😍😍😍😍😍😍😍」

 

 

 

 

 

 

 こんな感じじゃないかなって(雑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミリシタイベント曲『Princess Be Ambitious!!』のフル歌詞を書き起こしました

  

 5000兆年ぶりくらいにはてな触りました。

  こちらはミリシタの2017年末イベント曲『Princess Be Ambitious!!』のフルがとっても良かったので勝手に歌詞を耳コピして貼るためだけに書いた記事です。

 

 YouTubeとかで違法視聴すんなよ(マジで)(これも歌詞の著作送信権侵害)(ブーメラン)(CD発売されたら消します)(生きててごめんなさい)

 ↓詳細書いてないのでわかんないけど、amazonじゃたぶんこれです。ちゃんと買ってくださいね!!!!! 収益化してないので安心してクリックしてくれ 心配なら B077BMQRTV で検索して買ってくれ とにかく買ってくれ iTunesとかならもう買えるから買ってくれ

 

 

Princess Be Ambitious!!

Princess Be Ambitious!!

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

キラリ!Girly×Cuteな憧れを 叶えてきましょ
頑張るのは いつだって
“強く 凛々しく 美しく輝きたい”
女の子だもん!

ルーティン抜け出して Goin’らしくね
ショーウィンド映る Smilin’OK!
ダーリン♡ドラマの ワンシーンみたいに
Fallin’恋して・・・
Princess Be Ambitious!!

 

フェイス ネイル メールチェック 睡眠減少中
トレンドより マインドでしょ 意識向上中
年中女子無休

早く迎えに来て どこなの?王子様
恋支度に 抜かりなし
UN・MEI 夢見たい!
手を取り舵取りエスコート♡
(Please!!)

キラリ!Girly×Cuteな憧れを 叶えてきましょ
背伸び色も 最新コーデも
女子力 全力 着こなしちゃう!

目指すはCharming×Coolよ 美の道は未来に続く
頑張るのは いつだって
“強く 凛々しく 美しく輝きたい”
女の子だもん!

前進あるのみ 強引くらいが
チョーインじゃないの? Feelin’So Good!
ダーリン♡ドラマの ワンシーンみたいに
Fallin' 恋して・・・
Princess Be Ambitious!!

 

減って嬉しい 食べて増えて悲しい ダイエット 超特級
お値段より らしくコーディネイト ナンセンス ノーサンキュー
絶賛女子夢中

鏡よ鏡 ねえ まだなの?王子様
恋占い "当たり"なし
UN・SEI 自分次第?
ルージュは本気の赤モード↑↑(Uhhh,Yeah!!)

キラリ!Girly×Cuteなトキメキを 更新しましょ
待ちわびてた絶好チャンスに
次こそ ようこそ 期待しちゃう!

目指すはCharming×Coolよ 悩む度キレイになれる
高すぎる理想だって
清く 首尾よく 努力で挑んでいけ!

 

だから届かなきゃ 嘘じゃない
チリを積もらせ 泣くも承知で
しなやかに Ready Go!(Go!)

一切の 妥協なんて No!(No!)
失敗 マイナス思考 Stop!(Stop!)
週末の ご褒美は Shop!(Shop!)
Enjoy! しましょ

白馬じゃなくたって 平気よ 王子様
笑う者に 明日はなし
UN・MEI 掴みたい!
手を取り舵取りエスコート♡
(せーのっ Please!!)

 

キラリ!Girly×Cuteな憧れを 叶えてきましょ
背伸び色も 最新コーデも
女子力 全力 着こなしちゃう!

目指すはCharming×Coolよ 美の道は未来に続く
頑張るのは いつだって
“強く 凛々しく 美しく輝きたい”
女の子だもん!

ルーティン 抜け出して Goin' らしくね
ショーウィンド映る Smilin' OK!
ダーリン♡ドラマの ワンシーンみたいに
Fallin' 恋して・・・
Princess Be Ambitious!!

 

 やーーーーーーんもう好き(脳死

 

 

 個人的ここが好き

 早く迎えに来て どこなの?王子様

  ↓

 鏡よ鏡 ねえ まだなの?王子様

  ↓

 白馬じゃなくたって 平気よ 王子様

 

 ずっとキレイにキラキラ女子女子してたのに、急に「白馬じゃなくたって平気よ」なんて泥や灰が多少ついてたっていいみたいなこと言いだして、いじらしくてキューンときました。

 ちなみにこれはそれぞれ、まつり → エミリー → 百合子 が歌ってます。

 百合子のあの泣きそうなあの感じの声(伝われ)で歌われるともう、ッグッときます。

  しゅき……

 

 落ちサビで転調しないのも良いです。

 上述の一文が入ることで背後のドラマを否応なく掻き立てられる中、運命・運勢といった自分の外のものに対し『夢見たい』と受動的だった女の子が『自分次第』→『掴みたい!』とどんどん積極的になるのに、曲調はそのままです。

 キーワードは出ています。『Goin’らしくね』です。変わっていくけれども、自分らしくいこう。女の子だって、芯を強く持っていくんです。(適当に言っています)

 

 とにかくね、この曲しゅきなの…………………… 

 

ゲッサンミリオン続編ってありえへんか?

・月間少年サンデー・アイドルマスターミリオンライブ!

 

 

 連載が始まるや否や、アイドルマスターファンの話題を掻っ攫ったとある漫画があります。

 

 

 それは「月間少年サンデー・アイドルマスターミリオンライブ!」です。

 

 ですが、2016年の暮れに単行本最終巻が発売され、とうとう終わってしまいました。静香と未来で本気で本音でぶつかり合って、その間を翼が自由に動いて、シアターのアイドルも他事務所のアイドルも出てきて、とにかく本当に最後まで激アツな展開でした。

 

 私の「続いてほしい」という願望にこんな記事を書かされることを強いられました。

 ゲッサンミリオン好き・・・続いてほしい・・・

 

   ☆

 

 映画でもドラマでも何でも物語のあるものには、物語の核心的なテーマを描かんとするパートの始まりと終わりにある程度の様式美があると思うんですよ。モブが意味ありげに「この王国では何かが腐っている……」とか言ったりする、いわゆるフラグです。

 そして作者は、終わりで「主人公が選んだ/勝ち取った世界の結末」を描くものです。「君の、名前は?」とか、「ネットは広大だわ……」とか、「めんま、みぃつけた!」とかです。これがフラグの回収です。こんな場末のブログが名作ばかり引用したことについて怒っていただいても構いません。

 

 連載漫画はよく、読者を飽きさせないために数話ごとに「行って帰ってくる」を繰り返すストーリーを取りますが、「行って帰ってくる」なかでもちゃんと大きなストーリーを形成する、言わば入れ子式のストーリーになっています。(未来の入所(~§6)→静香とのイザコザ(§7~§10)→アイル(§11~§14)……みたいな)

 ゲッサンミリオンで私が問題にしたいのは大きなほうのストーリーで、これがまだ続けられるのでは? むしろ続くのでは? としか思えないのです。

 

   ☆

 

 ゲッサンミリオンの大きなストーリーは、静香が武道館ライブに至るまでの「静香の物語」として構成されています。

 つまり、始まりのフラグがあのジャングルジムの上で「武道館いっぱいのファンの前で歌うんだ」と語ったシーンでバキバキに立って、彼女は武道館でその夢をきちんと果たします。

 そして静香は、「父親ともう一度話し合ってアイドル続けたい」ことを選び、その世界の結末は未来の「静香ちゃん!おかえり!!」に集約されています。静香はちゃんとお父さんを説得するんです。「ただいま」と静香が答えるのは、彼女の選択の結末を表していますよね。

 ゲッサンミリオンはこれできれいに終わってる、確かにそれはそうです。

 

 でもミリオンライブは静香だけのものじゃありません。むしろセンターは春日未来ちゃんなわけですが、彼女のゲッサンミリオンでの進展はどうでしょうか。

  「半年前の盆踊りが、今日はちゃーんとアイドルやった」とは奈緒の評ですが、彼女は5巻(第21話)にしてようやく一人前になれたという進み具合。アイドルの卵は卒業したかもしれませんが、まだまだかわいいヒヨコちゃんです。

 しかも、プロデューサーに対し「私、トップアイドルになりたいです。」と決意を新たにしています。2巻(第10話)にて静香が未来はトップを目指すだろうと言ったフラグがようやく回収されたんです。彼女のアイドル道はまだ始まったばかりです。

 

 皆さんに思い出してほしいのは、ゲーム「アイドルマスター」シリーズの最終目的です。どのプラットフォーム・ナンバリングでもだいたいは「称号"アイドルマスター"の獲得」ですよね。

 つまり、アイドルマスター世界におけるエンディングはIUなりIAなり、最高の舞台への挑戦結果こそがふさわしいはずです。

 

 まず静香が武道館に立った企画が「新人アイドルを競わせる」もので、二巻の志保が言う「私負けるのは嫌いなの。」から既に影を見せていたアイドル世界の競争は、話数を重ねるごとに強調されていきます。フェス前後では事務所内での競争、静香の合宿所入り以降は他事務所のアイドルとの競争もクローズアップされて、それはそれは熱く展開し武道館に繋がっていくわけですが、とにかくゲッサンミリオンは昔のゲームに寄せた雰囲気です。SPならパーフェクトサン。まさに王道。

 

 未来にとって、そういった競争の世界は静香を通して少し目に入ったばかり。何なら、「トップアイドルになりたい!」なんて、競争の世界に入りたいと表明したばかりです。そんなフラグを立てておいて終わる漫画って、あるものでしょうか?(反語)

 それに、最後の最後に歌うのがThank youじゃなくてWelcomeなのも示唆的じゃないですか?

 未来が競争の世界に入っていく「未来の物語」、Welcome編とでも題して続編でやるの……あると思います!!

 (マジでやってくれ、頼む)

 

 めんどくさいオタクなので「ゲッサンミリオンの静香は欠損を抱えた放浪型主人公に類型できる??!!エドワード・エルリックとかと似てる!」とか言ってみたいんですが、他人のモノサシでうまく論じられる自信がないので止めておきます。どっちだよだよね、めんどくさいよね、ごめんね……

 

 

B級映画「のぞきめ」に学んだホラー作品の作法

 今月初め、映画の日なので友人と「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」を観ようと思い新宿に繰り出したのですが、あいにくどこの劇場も予約でいっぱいでした。

 しょうがないので、たまたま目に付いた板野友美主演のホラー映画「のぞきめ」を見たのですが、びっくりするくらいつまんなかったです。八尺様とかくねくねの方がよっぽど怖い

 つまらなかったのですが(今まで見た映画でも圧倒的につまらなかったです)、それでも、「ホラー作品を作るうえで気を付けなくてはいけないこと」がこの映画のおかげで見えてきたので、ちょっと備忘録。

1.設定の理屈を一貫させよう

2.ちゃんと殺そう

3.「きっかけ」に気を付けよう

 以下よりネタバレが含まれますので、(いるかはわかりませんが)「のぞきめ」視聴を楽しみにしている方はお気を付けください。


1.設定の理屈を一貫させよう

 作中冒頭、一人の男子学生が「のぞきめ」によって死にます。学生は「のどに泥が詰まり」、階段から落ちた衝撃で「腹が捻じれて」死んだと説明されます。彼の直接の死因は泥を喉に詰まらせた窒息死です。

 次、その男子学生の恋人だった女性もまた「のぞきめ」の呪いに苦しめられます。こちらの女性は、「のぞきめ」にのぞかれ続けることで精神を病んで精神科へ入院しますが、再び「のぞきめ」にのぞかれて発狂し、外に逃げたときにトラックに跳ねられて「腹が捻じれて」死にます。この過程で、女性は部屋でシンクから溢れでる泥を確認し、また主人公(この時点でまだ「のぞきめ」には憑かれていない)が部屋に残された「泥」を確認することで、泥が女性の幻覚なのではなく実在していることを示します。

 次、主人公の彼氏が「のぞきめ」にのぞかれます。彼は発狂しますが、目を自ら潰すことで最終的には「のぞきめ」から逃れました。彼氏が「のぞきめ」に憑かれたときに主人公が彼氏の部屋に訪れた際、部屋に泥が落ちていること確認します。また、彼氏が病院で発狂した際、「のぞきめ」が現れて口から大量の泥を吐くシーンがあり、泥とのぞきめの関係を示唆します。

 以上こんな感じでみんな死ぬんですが。作中では、「のぞきめ」に詳しい研究者?のおじさんがこう語ります。「のぞきめは実在する」「だが何もしない、見るだけだ」「妖怪や霊の類は姿を現すだけでいい」と……

 そして実際、主人公の彼氏と研究者のおじさんは盲目になったことでのぞきめから逃れることに成功しています。

 …

 いや待って泥は?????????????????????????????????????

 のぞきめは何もしない????????????泥で喉詰まらせて殺すんじゃないの????????????

 「のぞきめ」になった元六部の少女が死体を埋められる描写があるのは、「のぞきめ」に憑かれたら泥で窒息死させられることを言いたかったのだと思ったのですが、彼氏と研究者のおじさんは生きていますね。「のぞかれたら死ぬ」んちゃうの??????????なんで生きてんの?????????????

 ここがすごい矛盾していて、設定に説得力のかけらもなかったです。

 つまり見なけりゃ生き残れるなら、のぞかれる気配がしたら目閉じればいい。それで生き残れる。

 幽霊とかって理不尽に殺しにかかってくるから怖いんだろ、対処法が確立されてると思うと全然怖くないじゃん。

2.ちゃんと殺そう

 前項で述べた通り、「のぞきめ」は基本的にのぞくだけです。「のぞきめ」がのぞく→のぞかれた人が発狂→マンションから転落するなり車にはねられるなりで死ぬ、という流れで死にます。

 しかしまあ、この設定上のぞきめが出来るのは「のぞくだけ」なので、犠牲者が死に至るシーン(≒ホラーシーン)がワンパターンになってるんです。つまり、ドアの隙間や換気扇から目が→ドンッと大きな音とともに目が見開かれる→犠牲者が発狂する、という流れ、このパターンでしか人が死なない。

 飽きます。

 せっかく泥で殺せる設定がある(はず)ですが全然生かしきれていません。

 はっきり言って精神ブラクラ、びっくりgifレベルの「怖さ」です。絵と音の力技でびっくりさせてるだけです。

 ホラー映画見た後って暗い所になにかいそうな気がして怖くなるものですが、この映画ではこのせいで全然なかったです。

 3.「きっかけ」に気を付けよう

 「のぞきめ」に憑かれるには、田舎にある「六部峠」という場所に行かなくてはいけません。

 …

 なるほど「六部峠」にさえ行かなきゃ「のぞきめ」に憑かれることはないんだね!!!!

 ホラー映画なんて全然見ませんが、他のメディアでホラー作品にある程度触れた経験から言って、良いホラー作品は作品のエンディング後にも恐怖を引き摺ってしまうものです。呪いや幽霊といった存在に説得力をうまく持たせているからです。

 その点で本作は、前項の矛盾のせいで元々説得力が皆無です。その上呪いや幽霊に関わりあってしまう「きっかけ」まで視聴者の身近でないものになってしまったら、そりゃ何も怖いものなんてないですわ。

 


 その他にも無限に突っ込みたいのですが、物語作りに関わるところだけピックアップしました。八尺様やくねくねの方が怖い話としては出来がずっと上です。1080円も払って見た映画が2chのコピペ以下の出来だった時の私の気持ちを汲んでください。

 最後に、無限に突っ込みたいところがある中でもどうしても一つ言いたいことがあります。

EX.大根役者を使うな

 名指ししましょうか。主演の板野友美のことです。あまりにひどく下手な演技で、彼女の一挙一動に私は現実に引き戻されました。同行の友人は「アヒル口のせいで集中できなかった」と言っていましたが、断言しましょう。演技のせいです。

 明らかに訓練不足でした。声の抑揚や身体の動きが小さかったために全然カメラ映えせず、一切のリアリティを作品に与えていませんでした。

ゲーム好きとして、ゲーム機バキバキ事件に思ったこと

ゲーム機バキバキ事件原記事

・ゲーム機バキバキ事件

昨日、Twitterでヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんの子育て武勇伝が話題になっていました。


↑おそらくこれが発端のツイート?

各所でも炎上の模様が伝えられている模様

高嶋ちさ子さんが子供の携帯ゲーム機をバキバキ - Togetterまとめ

http://togetter.com/li/937461

「子供のゲーム機バキバキ」で炎上 バイオリニスト・高嶋ちさ子さんの子育て武勇伝に非難殺到 - アメーバニュース

http://news.ameba.jp/20160213-73/

【炎上】高島ちさ子「3DSバキバキ」報告にネット騒然!これはアウト! - 秒刊SUNDUY

http://www.yukawanet.com/archives/5009476.html

「子供のゲーム機バキバキ」で炎上 バイオリニスト・高嶋ちさ子さんの“子育て武勇伝”に非難殺到 - ねとらぼ

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1602/13/news021.html

 はちまや刃も取り上げてますが省きますね。

 保育園の頃からコントローラーを握って生きてきた身としては結構悲しい気持ちになりました。大人になって親の束縛から自由になったときに反動でゲームをやりすぎてしまうんじゃないかなって思うんですが、まあそんなのは所詮他人の子供なので置いておくとして。

・子どもの信頼をダブルコンボでぶち壊す親

 このケースにおいて高嶋ちさ子と子どもは「ゲームは決められた時間以外にしない」という約束は交わしていたようですが、発端となった記事の「私は怒り狂って、ゲーム機を手でバキバキと折ったのです」という文から察するに、「破約の際にはゲームをバキバキにする」ことについては約束をしていなかったようです。

 また、長男は「宿題が全部終わっていないのにゲームをしていた」のでゲームを折ったのに対し、次男は「チェロの練習をしていなかった」ので折ったと書かれています。

 ……おかしいと思いませんか? じゃあ車の運転で例を出しましょう。

 「おいお前、スピード違反しただろ。30km/h超過なら懲役30年だ!

  そっちのお前は騒音出して運転をしたのか! なんか危ないしお前も懲役30年!」 

 これはおかしいですよね。こんなテキトーに罪や刑が決められたらたまったものではないです。

 こういった理不尽なことを防ぐ考え方は法律に「罪刑法定主義」といって取り入れられていますが、この考えは高嶋さんにはなかったようですね。

 まあでも、難しいことは頭のいい人たちに議論させておくとして、この家庭の失敗から学ぶべきことを考えてみました。

 ・約束は破られたときのことも含めて決めておくべきだということ

 罰というのは個人の利益に害をなし、理不尽で、強制的です。ゲーム機バキバキされた子どもはとても悲しい気持ちになっただろうし、しばらくしたら子どもたちはクラスでゲームの話題にもついていけなくなります。

 しかも今回の罰は子どもにとってかなり不意打ち的なもので、かなり理不尽です。

 これが家庭内の話だから平和ボケした日本では新聞のコラムになんかなっちゃいますが、革命の歴史のある国では恐怖政治だと日本以上に批判されるんじゃないでしょうかね。だって、これの規模を大きくした話が上述のスピード違反の例ですからね。

 権力者が好き勝手刑罰決めちゃだめです。

 ・約束を守っている限りは罰を与えてはいけないこと

 でも、一番不利益を被ったのは次男でしょう。記事を読む限り次男は「ゲームをしていなかったが、ゲーム機を折られた」らしいですから。

 つまり、ゲーム機の関係する約束を守っていたのに罰を受けたんです。理不尽すぎてヤクザみたいですね。

 重要なのは、不利益を被る当事者が納得することです。記事を見ると、「どうして一日待てなかったんだろう。俺は馬鹿だ!」と子どもは言っているらしいですが、ぶっちゃけ内心で納得してはいないでしょう。

 母親に反省アピールをしてまたゲームを買ってもらうためのパフォーマンスだと考えられます。子供も小学生に上がれば自分でものを考えられますし、狡猾な考えもできます。でもこれって、言い換えればただ母親の顔色を窺って媚びを討っているだけなんです。

 みじめ、ですよね。ただただかわいそうです。